高校生の一夏の文化祭の物語を描いた、舞台「あゝ青春の血は燃ゆる」より「島田栄太」役の寧さん、「林奈津」役の青葉ひなりさん、「西玲奈」役の野元空さん、「桐谷巴」役の林田真尋さん、「皆山先生」役の小湊よつ葉さんたちから、作品の魅力や役作りについて、ちょっとした裏話などをお聞きしました!是非、お楽しみください!
〜私たちがちゃんと軸を作っていけるようにしないといけない〜
はじめに、寧さんと青葉さんですが、主役とヒロインを演じるに当たって大切にしていることや注目してほしい部分は何ですか?
寧:
栄太の人間としての成長面というか、栄太が一歩だけ踏み出す姿ですね。周りから見ればそんな大きい一歩じゃないのかもしれないけど、栄太としてはすごい大きな一歩というか、栄太が1つだけ前に進んだ一面っていうのかな。そういうものを伝えられたらいいなと思ってます。
全体的なことで言えば、リアルで嘘のない楽しい姿というか、わちゃわちゃ感っていうのを出していけたらいいなと思ってます。
青葉:
今年の2月に主演を初めてやらせてもらったんですけど、主演だったりヒロインは周りの個性あふれるキャラクターたちを、シンプルな演技で引き立ててあげるのも、主演だったりヒロインの役目かなと思ってまして。
私たちがストレートでシンプルなベースを作って、それに個性的な周りのキャラクターたちが関係性などを作って舞台が成り立つのかなって私はいつも思ってるので。シンプルだからこそ難しいなって思うこともやっぱ多いんですけど、私たちがちゃんと軸を作っていけるように頑張ろうって思いますね。
難しい部分とはどんなところですか?
青葉:
言葉にするのが難しいんですけど、あんまりガヤを入れたりするような感じのキャラでもなく、みんなの空気を取りつつ表情だったり仕草で表現する役目かなと思うので、余計な動きを入れないように空気を作っていくのがちょっと難しいかなと思います。
寧:
僕はリアルな高校生の会話劇ってなった時、台本が見えちゃうのは嫌だなみたいなのがあるので、いかに台本をないように見せるというか。スムーズでリアルな会話に見せるというのが難しいなと感じてますね。
〜3人は私の中でレジェンドです〜
小湊さん、林田さん、野元さんにお伺いします。元々は同じグループ活動もしていましたが、グループ活動終了後で初めて3人で舞台に立ちますがどんなお気持ちですか?
野元:
うれしー。
林田・小湊:
やば!(笑)
野元:
(笑)いや、でも、真尋とはグループを辞めてからも舞台も共演してるし、2人でイベントやったりYouTubeチャンネルとかもしてるんですよね。それに、今は新しいグループでも同じだし、なんかちょっと一緒にいすぎて、なんかもうそろそろファンの人も見飽きてるぐらいかもしれないんですけど(笑)
林田・小湊:
(笑)
野元:
でも、よっつんも舞台とか見に来てくれるし、ご飯とかプライベートでは全然会ってたりするけど、ちゃんと公の場で一緒に会話とかしてるのは、たぶん本当に5年ぶりとかに見るから、逆にどういう気持ちですかとファンの人に聞きたいかもです(笑)私たち自身は5年ぶりについに再会!とかではないので。
青葉:
あのー。ファンの人としていいですか?
小湊・林田・野元:
ファン!?(笑)
青葉:
はい(笑)本当に私、高校生の頃・・・っていうか、学生の頃から本当に大好きなんですよ。稽古場では初出しなんだけど本当に好きで。それこそ文化祭で私が踊りたいと言って踊ったりとかしてて。私が言い出してやったりしたぐらい本当に好きで。
野元:
ありがたい(笑)
青葉:
初出しだし目の前で言うの恥ずかしいんですけど、あの3人が揃うことはめっちゃ嬉しいです。稽古中にたまに3人の景色を見て「あぁ!」みたいになっちゃう(笑)
寧:
ちゃんとファンやね(笑)
青葉:
いや、本当に!3人並んでるの見ると感動するぐらい嬉しいし、こうやって形は変わっても、3人が揃っていることがやっぱりすごい・・・私の中でレジェンドたちです。
林田:
ファンに聞きたいーとか言ったら目の前で言ってくれたー!(笑)
野元・小湊:
(笑)
小湊:
私は逆にそらまひを見てる側だったんですよね。一緒に出てる舞台を見に行ったりとか。SNSでもやっぱ2人の写真とか見ると、そらまひだーってなるんですよね。この間2人のライブを見に行った時も、なんか2人のキラキラした姿に涙出てきたんです。
林田:
お母さん!(笑)
小湊:
(笑)舞台で2人が輝いているところとかもすごい好きで。だからなんか不思議な気持ちです。元メンバーっていう感覚ももちろんあるんですけど、2人のお芝居だとか、歌とかダンスとかパフォーマンス面とか、見せ方で尊敬してる部分もあるから、元メンバーだけじゃない。なんかその・・・。うん。なんかすごい不思議な感覚です。一緒にできてすごい嬉しいなって思います。
小湊さんから見て、野元さんと林田さんの表現者としての魅力はどんなところですか?
小湊:
ええー?ちょっと言語化難しいかもなあ。んー、なんか2人ともちょっと色が違うけど、まあ、神秘的・・・ですかね?いや、神秘的はちょっと違うかもしれない(笑)
林田:
違うんかい(笑)
野元:
でも、少し関係ないかもしれないんですけど、よっつんだけ先生じゃないですか。でもよっつんの皆山先生って役は、私たちからいじられる役みたいな感じなんですけど、そういうところが、もともとの私たちの関係性のままなんですよ。
林田:
うんうん。グループの時も結構いじられキャラでファンの人もそれを知ってるんですよ。
小湊:
そうそう。だから私をいじってくれるのってこの2人ぐらいなんですよ。こういう雑に扱ってくれる人がいないから、もう絶滅危惧種みたいで貴重(笑)
野元:
いや、でも、よっつんは天然・・・というかちょっとぶっ飛んでるところもあって(笑)なんか「えぇ!?」みたいなことを大真面目に言うタイプの子なんですよ。なんかそういう部分が良い意味で皆山先生の役に出てますね。ごっちんとの会話の時とか好きな人を前にして様子がおかしくなるあたりとかも、そのコミカルさみたいなところが私は皆山先生っぽいなって思うかな。
小湊:
(プロデューサーに向けて)絶対そういう部分を知っててキャスティングしていただいたんだな〜って思ってました(笑)
林田さんはいかがですか?
林田:
えー、でももうなんか2人が今言ってくれたことが全てだから、ちょっと何も言うことないですねぇ(笑)
小湊:
あー、この感じ懐かしい!よく取材で言ってたよね。みんなが今言ったからもう言うことないって(笑)
林田:
大体最後だったしねー(笑)いや、でも本当に普通に嬉しい!さっきも言ったけど、よっつんがいじられ役だから、先生と生徒って関係だけど初演の時よりもっと近くいけるなっていうのはありますね。・・・それぐらいかな(笑)
野元・小湊:
(笑)
〜毎回絶対違うものが見れるのが「舞台」の魅力〜
少し話が変わりますが「舞台」というコンテンツの魅力はなんですか?
寧:
作品に紐付けるわけじゃないんですけど、今回、宮田という役のセリフにある「明日への活力」というか。そこはすごく僕も共感するかなー。舞台を見ることによって「私も頑張ろう」とか「俺もこうしてみよう」とか、なんか受け取れるものがあるかなぁというのはあります。もちろん映画とかでもそういうエンタメ作品見ることによって受け取れるものはありますけど、舞台は生物ものだから余計に受け取れるので、そこはすごく魅力かなと思います。
林田:
うん。やっぱ「生」って部分だよね。映画とかは完全に決まったものだけど、舞台って毎日違うものやってるからね。
青葉:
うんうん。私も「空気感」だと思ってて。映像も好きだけど、映像だと感じ取れないような空気感を舞台だとお客さんに空気感で状況とか心情を伝えることができるんですよね。だから、その「空気感」を直接お客さんに感じさせることができるのが舞台かなって思います。
小湊:
お客さんの空気も公演によって違うって分かるよね?なんか、ゲラの人がめっちゃ今日いるなとか。
青葉:
あー、分かる分かる。めっちゃ泣いてくれる人とかね。
小湊:
そうそう。その空気は役者側も感じるじゃないですか。それで相乗効果というか、それで公演ごとに違う空気になるっていうのもありますよね。
野元:
その場で生まれるものが毎回違うからね。決められたセリフはあるけど、相手の言い方次第だったり、受け取るものが違えばこっちが出すものも変わってくるみたいな。本当に全てのことが影響してくると思いますね。それこそお客さんだったりとか、その日の体調だったりとか。公演数が重なってくれば疲れが出てくるけど、逆にその疲れが良い影響をもたらすこともあったりするし。そういう意味で毎回絶対違うものが見れるのは「舞台」の魅力かなと思いますね。
〜本当に優しい世界で、優しい物語なんです〜
この舞台を通して、観客の皆さんに一番伝えたいことや楽しんでほしい部分は何ですか?
林田:
やっぱり高校生の物語だから「あー、こういう時代あったなぁ」とか、栄太と奈津の関係を見て「もどかしい!」ってなってほしい(笑)あと、栄太が奈津と2人の時、帰り道を誘えないとか、馬場が「キス」を言えないとか(笑)そういう青春みたいな部分かなー。
青葉:
教室で2人っきりになるっていう状況が、もうめっちゃ青春だなって。それこそ学生時代しかなかなか味わえないと思いますし。
林田:
うんうん。みんなでワイワイしてから、バイバーイってしてから急に2人になって「うわ!気まず!」って急に空気変わる感じがなんか高校生っぽいなーって。
青葉:
そう。大人は意外とそんな気まずくならないというか。
林田:
ね。経験積んでるから「お疲れ様でーす」ってスッと出るよね(笑)
寧:
確かにあるねー(笑)ああ、なんか大人になるって嫌だなー(笑)
林田:
本当に。純粋さがなくなってくみたいな(笑)
全員:
(笑)
野元:
学生時代ってちょっとカーストみたいなのが存在するじゃん?でも、大人になると、そんなことってあんまりなくなるよね。大人になると、自分の見られ方をそこまでは気にしなくなるというか。
青葉:
分かる分かる。
野元:
学生の時は自分がどう見られてるかに全神経を使ってる瞬間がめっちゃあるなと思って。自分はここのカーストに入ってないと無理とかいうのもあったし。この作品ではそこまでそれを意識しているわけじゃないけど、例えば恋愛においても「これ言っちゃったらやばいな」とか。大人になったら言えることがあるっていうか、そんなに周りのこと気にしなくなったからさらっと言える言葉があったりするなって。
林田:
うんうん。学生だったらさ、やっぱ学校内とかですぐ回っちゃうからね。その時言ったことの噂が回るのが早すぎるっていうか。「あれ?君たち昨日2人でいたよねー??」とか言われて「え!何で知ってるの!?」みたいな(笑)
青葉:
大人だったらないけど、学生の時とか2人でいるだけで噂されるよね(笑)
林田:
される!
小湊:
世界が狭いからねー。クラスとか学年とかね。
野元:
でも、なんかさ、この作品に出てくる子たちって結構大人じゃない?
寧:
あー、分かる。優しい。心広いよね。
野元:
そうそう。優しい。鬼ちゃんとかもさ、僕バイなんですよって言うけど、多分あんまり言えないと思う。大人になってからじゃないと。
小湊:
うん。なかなか言えないと思う。あと、宮田くんもあの感じで、一軍?みたいな人たちに絡んでいけないと思う。
野元:
あんな気の強いオタクなかなかいない(笑)
林田:
分かる分かる。もはや陽キャ(笑)
寧:
でも、本当に優しい世界で優しい物語なんだよね。
小湊:
うんうん。こういう一軍みたいな人たちばっかりになればいいのにって思う(笑)
寧:
そうなれば平和だと思う(笑)
〜楽しい時間が多いのに「戦争」を知れる舞台って他にはないと思う〜
最後にお客様へメッセージをお願いします。
寧:
(小湊さん・林田さん・野元さんと)僕自身も昔から共演させてもらったことありますけど、3人揃ってのこの姿はやっぱエモいなって部分もあるのでそこも楽しんでもらいたいです(笑)あとは、作品がちょっと重たい内容ではありますけど、特攻の人たちとか・・・んー、少し言語化が難しいんですけど・・・戦争とかで未来を繋いでくれた人たちの姿が、頭の隅に1個あるだけで、人生というか、何気ない日常がハッピーになるんじゃないかなって僕は思います。そういう風に見終わったと思っていただけたら嬉しいなと思ってます。
青葉:
多分、皆さん常日頃たくさん社会に揉まれているとは思うんですけど、そんなに深く考えるポイントもそこまで多くないと思うので、この高校生たちの純白な精神を頭を空っぽにして、楽しく見ていただけたらいいなって思います。
野元:
観ているお客さんの青春がどういったものであれ、この青春の物語が、日常の何か彩りになったらいいなぁと思いますね。もう本当に優しい世界で、優しい物語なんでね。初演もやらせてもらって、やっぱりいいなこういうのって思うし、シンプルにそう思ってくれればいいなって思います。それに、学生時代の青春って懐かしくていいなぁって思うけど、青春そのものは学生時代とか昔で終わりじゃないし、いつまでもそこにあるものが青春だと思うので。なんかそうやって新鮮に毎日この特攻隊の人たちみたいに一瞬一瞬を一生懸命「生きる」っていうところが伝わってもらえたらいいなって思います。
林田:
2年ぶりの「血は燃ゆ」なんですけど、私と空と副島くんは役は変わらずで、やすくんが馬場から栄太に・・・降格?して・・・
寧:
おい!(笑)昇格だよ!それ下がってんだよ!上げろ上げろ!(笑)
林田:
(笑)えー、やすくんが昇格したということで。それ以外が全員変わってるから、また全然違う「血は燃ゆ」を見せれるんじゃないかなとは思ってますね。あと、私は学生時代も女子校とだったからちょっと共学が羨ましいと思ってたんで、この期間だけ共学での17歳JK楽しみたいと思います!
小湊:
私は2年前の初演を見に行かせていただいた時に感じたのが、私は長崎出身ということもあって、ちっちゃい頃から原爆とか戦争に触れてきたんですよね。原爆投下の日の8月9日は夏休み中だけど、その日だけ登校日で原爆について触れるみたいな日で。だから、長崎と広島出身の人って、そういう原爆とか戦争についてずっと触れて生きてきてると思うから、東京に来た時にその感覚が違うんだなーっていうのを感じたこととかもあったんですよね。それで、この初演を見に行った時に、戦争の舞台って色々あるけど、こんなにコミカル・・・というか、ずっと戦争のシーンってわけじゃなく楽しい時間が多くて、見ている側は肩の力が下りた状態なのに「戦争」というものを知ることができるみたいな舞台って他にない気がして。それで、すごい感動したんですよね。元々、いつか戦争の舞台とかに関わりたいなって思ってたので、元メンバーの2人もいるし一番ありがたい形で関わることができてます。なので、色んな人にお勧めしたいですし、是非劇場で見ていただきたいですね。
公演情報
舞台「あゝ青春の血は燃ゆる」
◆作・演出◆
畑中晋太郎
◆出演◆
寧・青葉ひなり・藍沢晃多・松波優輝・星豪毅・阿部冬夜・須賀裕紀・淡野大二朗・副島和樹
小湊よつ葉・林田真尋・野元空
◆会場◆
テアトルBONBON
◆公演日程◆
2025年8月14日 (木) 〜 2025年8月17日 (日)
14日(木) 19:00
15日(金) 14:00⭐︎/19:00♡
16日(土) 13:00♪/18:00
17日(日) 12:00/16:00
♪アフタートークイベント決定♪
「15日14:00」「15日19:00」「16日13:00」左記公演の終演後にアフタートークイベント実施を致します。
『登壇スケジュール』
8/15(金)14:00
「☆キャスト全員☆」
8/15(金)19:00「♡女性キャスト全員♡」
8/16(土)13:00「♪男性キャスト全員♪」
◆チケットのご購入はこちら◆
https://www.confetti-web.com/events/8979
◆公演HP◆
https://sab-on.com/chiwamoyu-2025/